言葉が話せない動物は、気持ちや体の異常を、小さなサインで発信しています。
人間と同じで、定期的に健康診断を行うことが早期発見、早期治療につながります。
当院はペットたちの小さなサインをしっかりキャッチし、常に動物の気持ちになって最新の技術と設備で診療していくことをモットーとしています。そのためには、学会やセミナー、勉強会等に積極的に参加し常に新しい技術や知見を取り入れてまいります。
ペットたちの高齢化等に伴い、腫瘍性疾患になる確率が高くなりました(死亡原因第一位)。
当院ではこれら腫瘍の早期発見・診断・治療に力を入れております。
また、JAHA認定スタッフによる行動学を取り入れたしつけ指導により飼い主様とペットの絆構築のお手伝いいたします。
口腔疾患に於いても飼い主様からのご相談が多く、全身性疾患への予防を含めアドバイスいたします。
家族であるペットにとって最善の治療が何かを飼い主様としっかりと話し合い、わかりやすい説明を心がけ、
納得していただいた上で進めて参ります。スタッフ全員が誠意をもって応対できるよう心がけます。
「少しでも多くの子たちを助けたい。お役に立ちたい。」
それが私たち植田山動物病院の想いです。
当院では、先制鎮痛といって手術を行う前に鎮痛剤(痛み止め)の投与を行っています。
手術後に投与することと比較すると、手術前に投与する方が鎮痛剤の効果が大きいためです。
また大きな手術では、鎮痛作用を目的として局所麻酔剤を皮膚の縫合前に投与するなど、なるべく手術後に痛みがないよう努めております。
ソノサージとは、超音波振動の摩擦熱により血管や組織を凝固(固まる)しながらシーリング(密封)することで、
出血しないよう切開していくことができる、動物医療ではまだ導入の少ない最新システムです。
去勢・避妊手術から難度の高い腫瘍切開術などが、今までの手術に比べて出血のリスクが減り、
安心でより早い手術が可能となりました。
これにより麻酔時間も短縮されることで、体への負担を減らすことができます。
また縫合糸をできるだけ体内に残さないことで、まれな病気ですが縫合糸反応性肉芽腫(縫合糸肉芽腫)や、
無菌性結節性脂肪織炎の発生を抑えることが期待できます。
お腹を縫うときは縫合糸を使わないといけませんが、
当院は溶ける糸(吸収糸)を使うことで極力発症しないようにしております。
ペットと長く幸せに生活していただくために。
定期的な健康診断は、家族であり、パートナーであるペットの命を守ります。
飼い主様のご希望を踏まえてその子に合った検査内容をご提案します。ほとんどの病気は、
年齢とともに進行していき、体力、免疫力が衰えた高齢期(7才頃~)は、症状が重くなっていきます。
高齢期は、一年に1~2回ほど定期的に健康診断を受けていれば、そのような病状の変化を早めに発見しやすくなり、若年期からも一年に1回の定期健診などを受けていくことにより、万一の場合にも以前のデータと比較して、どこがどのように悪くなってきたのか判断しやすくなるので、その子その子の基礎データを蓄積されることをおすすめ致します。
Aコース ◆一般検査(体重・体温・検便・耳検査・触診・聴診など) ◆血液検査(10項目) ◆血圧検査 ご希望により追加項目もできます |
Bコース ◆Aコース(同内容) ◆レントゲン検査(胸部・腹部) ◆超音波検査(腹部のみ) ご希望により追加項目もできます |
検査は予約制ですので、ご希望の方はお問い合わせください。
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■外耳炎について
外耳炎は、皮膚炎と同じようにさまざまな素因があります。
耳道の構造としては、コッカー・スパニエルやラブラドール・レトリバー、ゴールデンレトリバー、シー・ズー、ミニチュア・シュナウザーなどの垂れ耳の犬種は外耳道の換気が不十分で、特に夏場の高湿度により細菌感染や真菌感染を起こし、外耳炎になりやすくなります。また、耳道内に毛が多い場合もなりやすくなります。
多湿としては、水浴の際に耳道内に侵入した水がうまく排出されずに残って浸潤した場合や、耳垢の貯留や腐敗による刺激などが挙げられます。また、過度な耳の処置によって、かえって耳道に傷をつけて炎症を進行させてしまうこともあります。
全身疾患としては、特に脂漏体質の動物では耳垢腺の分泌が活発になり、その結果として外耳炎をおこしやすくなります。
また、外耳炎の原因としては、寄生虫の感染、特にミミヒゼンダニによるものもあります。
症状として:耳を振ったり、後肢で耳の周辺を掻いたり、耳を下にして首を傾けたりした場合、外耳炎が強く疑われます。また、耳介が赤くなっていたり、耳垢を多く分泌していたり、悪臭が伴ったりしているときも外耳炎が疑われます。